金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

20240417

今日は早く仕事を終わらせて定時で帰るつもりだったけど、結局何も終わらず残業までしてしまった。通常業務を回しつつ急ぎの対応と引継ぎもやって、本当に何も進まなくて辛くなってしまった。周りの人からはきっと、もう居なくなるからやる気がないのだ、と思われていると感じる。やる気がないことは事実だけど今に始まったことではないしこれでも必死でやってるんだよって全員に説明して回りたくなった。でもまあそんなことはできないから、この認識齟齬を残したまま、私はこの職場から居なくなることになりそうだ。現場のことを考えて退職時期を後ろ倒したのにな。

次に繋がることがひとつもない、意味のない挫折感で胸がいっぱいになっている。少し癪だけど、私を共通悪にして今の職場が団結するのであれば、それはそれで良いのかなとは思う。でも先日支給された会社名が大きく記載された入館カード用のストラップは、今後退職するまで絶対に使わないと決めた。自分のことを優先できない私だから、せめてそこだけは絶対に死守したい。

例の如く直前になって断られてしまったけれど本当は今日友達と会う約束があった。結局は友達と会えなかったし、早く帰ることもできなかった。仕事でも仕事以外でも何も上手くいかなくて馬鹿みたいだと思った。せめてどちらかはそこそこの結果にしてくれよ、みたいことを思いながら、ほとんど信じていない神様のことを恨んだ。職場の人からどう思われてもいようとも、神様に意地悪されていようとも、時間はいつもと同じよう流れていった。そのことが少しだけ救いのように思えた。

今朝、大崎付近を電車で通り過ぎたときに見た桜の木は、もう花びらが無くてほぼ緑色になっていた。少し前に見たときには満開だったのに早いものだ。そういえばもう4月中旬だから、春の終わりはもう既に始まっているのかもしれない。私はどんな気持ちで夏を迎えるのだろうか。帰りの電車の中で見た窓の外は、暗すぎて何も見えなかった。