金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

20240323

6月末の退社が決まったけど7月からの仕事が決まっていない。もしも7月からの仕事が決まらないまま退職になってしまうのだとしたら、いくつかやりたいことをやりたいなあ、みたいことを考えている。

広島に行ってみたい。僕は東北の出身だからか3.11の傷が未だに癒えていない。そのほとんどは原子力とか放射能とかの難しい物事に起因するもので、それ自体を知りたいというよりかはその後どうなったのかを知りたい。起きてしまったことは変えられないはずだから、その後にどうするか、どうしたいですか、みたいな話に興味がある。だから原爆ドームを見てみたい。百聞は一見にしかず的な、そういう漠然とした理解をまずは期待している。もちろん長崎にも行ってみたい。

あとは宗教学を学んでみたい。私は宗教という感覚がよく分からなくて、それがどういう感覚なのかを知らない。この先にもしも空白期間が生まれてしまうのだとしたら、その感覚をちょっとだけ経験してみたいなと思う。信じるものがあるという心強さを、それがどういうものなのかを肌で感じてみたい。神さまという言葉には実体がない。だからこそ解釈が人それぞれ別れるのだと思う。私以外の誰かに、私が考える読書感想文は書けない。そんな感覚が宗教にもあるから、文学はもちろん哲学とか史学とかに見られる奥深さみたいなものがあるんだろうなと思う。

少し遠くに行きたい、知りたいことを知りたい、みたいな感覚がずっと胸の中にある。拠り所なんか全く無い自分だから、皆んなも同じ不安の中で生きていて欲しいな的なことをたまに考える。空白と呼ばれる期間があっても別に良いじゃんと個人的には思う。頼むから放っておいてくれませんか?と思う。僕をディスるのであれば、君にもその覚悟があるんだろうな?とも思う。

今日という1日の終わりに、そのようなことをずっと考えていた。まだ肌寒いままだけど、2024年の3月はもうすぐ終わってしまうみたいだった。