金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

20240304

こんな気持ちでいて本当にいいのかなと思う。まだ桜は咲いていないから流石に春はまだ来ていない。けれども私は、まもなく夏休みが終わるような、憂鬱で前向きな秋の訪れを感じている。

春前のような清々しい気持ちは全くない。花たちが咲き騒ぐのを見ながら出会いや別れのひとつひとつに反応する余裕は1ミリもない。私は秋が好きだ。枯れ葉の落ちる歩道を早く歩きたいだけだ。

こんな気持ちでいいのかなと思う。季節感もなければ曜日感覚もない。気になることと言えば、朝なのか夜なのかとか、寒いのか寒くないのかとか、それくらいのことだ。

上席の上席から連絡があって、今月中に面談をしたいのことだった。リモートではなく対面で面談したいのだそうだ。割と偉い人みたいだけど、会って話さないダメだ的なことを考えていそうな世代の人っぽいから面倒くさい感じがする。既に分かり合えない気がしている。

対面だろうが対面じゃなかろうが、気持ちが伝わらないことの落ち度は自分自身にあると私は思う。全てリモートのせいにして、自分の能力や物事の本質を見ない人間が組織の上のほうにいるのかと思うと、なんか色々なことを間違えてしまったような気持ちになった。その人にとって不成功体験をお届けすることになりそうだけど私は何も悪くない。

その日の帰りは何を食べて帰ろうかな、みたいなことを真っ先に考えてしまった。こんな気持ちで良いのかなと思うけど、まあ悪くはないと思う。やっぱりラーメンが良いかな。カレーなんかも、悪くはないよな。