金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

20240210

昨日、会社に退職の意向を伝えた。独立したいと考えていることも伝えた。その話を切り出したとき、上席の人の声が露骨に動揺したような声色に変わったので、何だか申し訳ない気持ちになった。心労を増やしてしまったかもしれないけど、遅かれ早かれ伝えなければいけないことだから仕方がない。むしろ早めに言えて良かった、と思うことにした。

上席からは今後のことを聞かれた。あまり経験はないけど、あれやこれをやっていきたいと思ってます、みたいな感じで考えていることを伝えた。流石に冒険しすぎたと思う、と上席から言われ、自分でもそう思っているから少し笑いそうになった。仕事の当てはあるのか?と聞かれ、咄嗟に「あ、あります」と嘘をついてしまった。何も決まっていない見切り発車であることは、もう既にバレてしまったかもしれない。

取り敢えず、3月末の退社を希望したけど、勘弁してくれと言われた。「個人事業主になるのであれば円満に退社したほうがお互いに損は無いと思う。契約を変えれば個人事業主として契約もできるし、回せる仕事もあるかもしれない」と上席の人は言っていたけど、そんな美味い話があるのかなあと思ったから「少し考えさせてください」と返事をした。最後に驚かせてしまったことをお詫びして、その会は解散となった。

確かに冒険しすぎかもしれない、と今これを書きながら思う。冒険ではなくて挑戦なんだけどなあ、とも思う。いずれにせよ、1度やってみたいという気持ちは変わらない。

個人事業主は5年以内に廃業する事例がほとんどらしい。自分は一体どこまで走れるのだろうかと想像し、数ヶ月も持たないんじゃないかと不安になった。でも少なくとも1年は頑張りたいなと思う。

現状、当てが無さすぎるし、円満退社のために退職時期を調整したほうが良いのかなと悩んでいる。既にぐだぐだになっているよう気がして先が思いやられる。だけど意思は伝えたからもう戻ることはない。

いつも重要な選択を間違えてばかりいる。正解か不正解かの2択で、50%の正解を選ぶことができない。体感75%くらいの割合で不正解を選んでしまう。もう既に間違えているし、その先の未来である今、仮に正解を選べたとしてもあんまり大差ないんじゃね?とも考えてしまう。

それでも自分は選択することを諦めないつもりでいる。間違えることはもうどうでもいい。今の自分で考えることだけは放棄せずにやっていきたい。