金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

転職はちゃんと

失敗した。最初から嫌な予感がしてたから想定通りではあった。現場の良し悪しをすぐに判断するのは良くないが、第一印象としては悪かった。それ以降その印象が変わることはなかったから最初からハマってなかったんだと思う。

とは言え、転職が失敗に終わった理由はなんとなく分かっている。大きく2つある。

ひとつは自己評価を低く設定しすぎたこと。そもそも自己肯定感が低いというのもあるが、初めての転職活動だったので謙遜しすぎてしまった。年収は変わらなくてもやりたいことができるなら、みたいなこと言っちゃってた。やりたいことをやらせてもらえない可能性があることを考慮できていなかったし「年収=自分の能力」であることを全く理解できてなかった。自己分析もそうだけど、市場の相場も分かっていなかった。

もうひとつは目標に対して曖昧な動きをしてしまったこと。目標は「組織に縛られることなく自立すること」だった。ブレにブレて会社員になってしまったことがそもそも駄目だったと思う。決断することができなかった。せめて自立に向けた経験を積めれば良かったのだがそれもできていない。良くも悪くもありものでやり過ごせてしまう。もうすぐ入社して1年経過するがステータスは何も変わっていない。今後継続したい思えるような人間関係も特にない。

これからは目標だけを見て集中していかなければならない。多少嫌われてしまうことも覚悟したい。この先の金曜の夜に今日とは違う別の人になっていたい。やりかたはまだ具体化できていないが独立に向けた準備を進めていきたい。契約とか税金とか、その辺りの知見も拡げていきたい。

私は大学で文学を専攻していた。その選択に後悔は無いけど、社会経済に関する勉強を怠ったことを反省している。文学はとても主観的で、他者理解の精神を育むことができる。その延長線上にある自己認識を哲学と呼ぶのだろう。一方、社会経済はとても流動的で、俯瞰した立場から物事を捉えている(ように思う)。そのあたりの考えかたを今更ながら吸収していきたい。

始めるのが遅いことは事実である。でも何事にも遅すぎるなんてことはないと信じている。それが例え誰がついた嘘であったとしても別にもういい。とりあえず進んでみることにしたい。