金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

20231105

いつもはシャワーしか浴びない私だが、近頃は少し肌寒いから湯船に浸かるようにしている。天井に付いている換気扇を眺めながら、新世紀エヴァンゲリオン葛城ミサトさんが「風呂は命の洗濯よ」と言っていたことを思い出したりしている。

湯船に浸かりながら皆さまのブログを拝見させていただいた。いつも楽しく読ませてもらっている。通勤時間や眠れない夜など、読んでいるときは退屈な時間に彩りが加わるような感覚がある。要するに楽しいという意味である。

少し振り返ることにしたい。このブログを立ち上げたのは2022年の春である。そのころの動機はとても邪なもので、映画が好きだからそのレビューを書き、SEO対策などを組み込みながら、あわよくばアフィリエイトでお小遣い稼ぎでも、みたいな感じの理由だった。しかしながら文字で書くほど簡単なことではなく、鳴かず飛ばずのまま2ヶ月も経たずして更新を止めてしまった。

何となく日記のようなものを書くようになったのはここ最近の話である。当時、HTML をこねこねしながら書いていた映画レビューに比べたら、あまりにも淡白で拙すぎる文章ではあるけれど、その時よりも読んでくれる人がいるみたいなので少し驚いている。

確かに、よくよく考えてみれば分からなくもないのだ。得体の知れない人間が書いた文章を読むのであれば、映画レビューとかではなく、その人が何を考え、何を感じながら生活しているのか、その辺りを覗き見たほうが何倍も楽しい。今、湯船に浸かりながら読む皆さまのブログについても、大体はそのような興味から拝見している。

皆さまが私のブログに付けてくれる星についても書いておきたい。例えそこに深い意味が無かったとしても、私はそれにいちいち反応し、自己中心的に嬉しい気持ちになっている。このような経験が出来るとは思っていなかった。このブログを更新することで生まれた貴重な副産物だと感じている。

2023年11月某日時点で、私がこのように考えているという事実は、後にも先にも変えることが出来ない。このブログをいつまで続けられるのかがよく分からないから、この御礼の気持ちを先に書いておかなければならないような気がした。だから今これを書くことにした。

湯船に浸かりながらで申し訳が立たない。とにかく全裸なのである。それでも皆さまに御礼を。いつもありがとうございます。