金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

20240101

2024年の元旦は母と一緒にテレビを見ながら迎えた。よく分からない歌番組のカウントダウンを見ながら、色々と芸能関係に詳しい母の解説を聞いていた。母の解説の途中で年が明けて「あ、なんか年が明けたみたいですよ」を母に言ったら「そうでしたか、ふーん」と言われた。そのあとは年越しそばを食べて寝た。そんな感じで始まった2024年は、まあ悪くはないんだろうなと思った。

特に正月らしいことはしなかった。強いて言うなら友達にあけおめ的な連絡を入れたくらいかな。朝ご飯は紙パックの野菜ジュースだったし、お昼ご飯はインスタントラーメンだった。午後はずっとサーモンランやってたし。

石川県で大きな地震があったとテレビが言ったとき、私と母は夜ご飯は何を食べようか的な話をしていた。私がテレビのそばを離れていたときに緊急速報が流れたらしく、母はずっと怖い怖いと言っていた。別にそんな怖くないでしょうに、と思いながらテレビを見たら普通にちゃんと怖かった。3.11を思い出してしまった。

どのチャンネルでも津波の話をしていて、私は「ちょっとまだこの手の映像は見れない」と母に伝えた。母も同じ気持ちだったみたいで「取り貯めしておいたドラマがあるから、それを見ればいいね」と母は言った。母のおすすめで購入しておいた地酒を舐めながら、そのドラマを眺めていた。

母のおすすめの地酒は大変に飲みやすく、しかも冷酒で飲んでいたこともあり、本当に水みたいに飲んでしまった。母は「そんなに飲んで大丈夫?」と心配していたけど、なんやかんやで嬉しそうな顔をしていた。

どういう脈略だったかは覚えていないけど、母は昔の友達の話をしてくれた。昔よく飲みに行っていた友達がいて、いつも3人で飲みに行っていたのだそうだ。そのうちの1人は物凄くお酒が強く、食べながら飲むことができないタイプの酒豪だったそうで、お酒を飲みながら食事するのが楽しいのにね、あはは、と母は笑っていた。どっちの気持ちも分かるよ、とそのときの私は返事をしたけど、そのあと冷静になってこの記事を書いている今の私もそう思っている。

とりあえずもう何もできない。ついさっきテレビを見たら通常放送に戻っていた。だからいったん眠ろうと思う。起きていても仕方がないから。