金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

弱いところ

人と話すことで自覚できる何かがある。言葉になって出てくるということは、実際にそう思っているからであって、思ってないことは言えないし、言わないように意識している。しかしながら、たまに勢いで間違ったことを言ってしまうこともあって、その度に自分はなんて最悪なんだろうと感じる。子供かよって思う。

他人に触れて欲しくない部分は誰にでもあると思う。私にもたくさんある。だから濁して伝えるのだけど、濁したところはだいたい相手から突っ込まれる。そこは突っ込まないでよね、みたいなことを言い合えるような関係性だったら問題はないけど、関係性が浅ければ浅いほど濁して伝える部分は多くなる。だから結果的に変な感じになってしまう。

CloudというアーティストのSoft Spotという曲を聴いている。「おかげさまで弱点が出来たよ、君のことが好きすぎちゃってね」みたいなことを歌詞で言ってる。おそらくは失恋をした人の歌のようだけど、未練たらたらすぎる歌詞にはとても共感してしまった。

何らか気持ちが届かなかったり、届いたとしても途切れてしまうことだったり、人との繋がりを保つことは難しいことだと思う。それは恋愛に関することだけではなくて、全般的な人間関係に当てはまることだと思う。生きてさえいれば少なからず出会いはあって、その全てに別れがある。それは全員が平等に経験することで、別れるために私たちは出会うのかもしれない。私はもう既に弱点だらけだというのに、今後も弱いところが増え続けていくということなのだろうか、みたいなことも考えてしまう。

悩まなくていいことを悩み続けながら生きてきてしまった。そのことに気づいたときにはもう遅くて「ああ、もうなんだよ」と思った。だから後悔してます、みたいなことを常々思っていて、このブログにも書いてしまっている。その点でこのブログは私の絆創膏であり消毒液でもある。垂れ流しの膿を抑えるための処方箋みたいなものである。

弱いところは誰にでもあるはずだから、ちゃんと配慮しながらと人と関わっていきたい。弱いところに付け込むようなこともしたくない。もしもそういう人を見掛けたら極力やっつけてあげたい。また弱点が増えるだけなのかもしれないけれど、それはまあ仕方がないことだとは思う。いくら考えてもまとまらないことが頭の中にある。こうして言葉になって出てくるということはそういうことなのだと思う。