金曜の夜は別の人になりたい

人生は割とへっちゃら

映画とファッションて似てませんか。

食う寝るところに住むところ、ではないけれど、映画の好みは人によって趣味趣向が分かれるものだと思う。ある人はラブコメが好きだったりするし、またある人はホラーが苦手だったりもする。人によって好き嫌いが分かれることが多いから、誰かと映画に行くときは見る作品を慎重に選んでしまう。

ファッションがいちばん近いと思う。同じ服でもそれを着る人の年齢や性別によって似合う似合わないが分かれるように、映画を見る人の年齢や性別によって面白いか面白くないかの捉え方が変わることが多いから。そんなに高くない洋服でも、上手に着こなす人には一目置きたくなるし、そこまで有名じゃない映画を好み、何度も繰り返し見てる人にもまた一目置きたくなる。だから個人的にファッションと映画は似てるなと思っている。

映画好きの人口はファッション好きの人口と比較して母数が少ないはずだ。さすがに衣食住の御三家様には叶わないと思うから。最悪それが無くても生きていけるのがサブカルチャー(個人的な解釈)だから、ファッションと比較するのも変な話ではあるけど、生活の中に映画があることが当たり前すぎて、あたかも生活必需品であるかのように錯覚してしまう。

これは音楽に置き換えても同じこと言えると思う。音楽が無くたって余裕で生きていけるけど、音楽なしでは生きていけないという妄想に取り憑かれている人が多い気がする。そして残念なことに僕もその一人だったりする。心の中の大黒柱として、ずっしりと内側から僕を支えている。もちろん映画もそう。

ともあれ、映画とファッションて似てませんか。似てるとは思うけど、僕はファッションに疎い。映画が好きなの。